入社2年目、ニュースの最前線へ
更新日:10月16日

「これでいいかな」は、放送に載せない。
若手でも、ニュースを届ける責任は同じです。
入社2年目 伊藤ももか
報道・情報番組ディレクター。テレビ朝日『大下容子ワイド!スクランブル』を担当。デイリーニュースに加え、自ら企画した報道特集も制作している。※2026年10月時点
想像より早かった、ディレクターへの独り立ち
入社2年目に入り、『大下容子ワイド!スクランブル』のディレクターとして独り立ちしました。この会社はディレクターになるのが早いと聞いていましたが、それでも3、4年目だと思っていたので、自分でも驚きました。
最初は先輩の隣で、自分なりに原稿を書き、先輩の原稿と見比べていました。何が足りないのか、どういう順番なら伝わるのかを学び、少しずつ一人でできる仕事を増やしていきました。突然任されたというより、実践の中で準備を重ねた後に肩書きがついた感覚です。

放送10分前まで、判断は続く
現在は、取材、撮影、原稿、構成、編集まで担当しています。月曜放送に向け、木曜と金曜にリサーチし、週末に取材、日曜深夜から編集へ入ります。
VTRが完成するのが放送10分前になる日もあります。大きなニュースが入れば、それまでつくっていた内容が差し替えになることもあります。「間に合いませんでした」では済まないので、チームで優先順位を判断し、必ず放送へつなげます。
同時に、速さだけではなく正確さも必要です。一度放送したものは取り返せません。「これでいいかな」ではなく、事実だと確認できたことだけを届ける。その責任は、若手であっても変わりません。

心に残る、温かい報道をつくりたい
私は、ほぼ毎週、自分から企画を出しています。通らなければ構成を見直し、もう一度提案します。若手だから企画を出しにくいという感覚はありません。
以前、街頭インタビューで出会った方が、偶然、私のつくった企画を覚えていてくれました。私が担当したとは知らないまま、「あれ、よかったんだよね」と話してくれたんです。「ちゃんと届いている」と実感できた、うれしい瞬間でした。
悲しさや嫌な気持ちだけで終わらず、より良い社会を考えるきっかけになるニュースをつくりたい。その思いを、これからも持ち続けたいです。

取材を終えて
入社2年目とは思えない仕事への覚悟に、取材中、何度も背筋が伸びました。印象的だったのは、早く任せるだけでなく、先輩の原稿と自分の原稿を比べながら学ぶ時間があったこと。挑戦の機会と支える過程の両方があるからこそ、若手が責任ある仕事へ踏み出せるのだと感じました。


